20代の頃にWebマーケからデータアナリストに転職したら年収400万円だったのが600万円に上がりました。
(ちなみに現在はフリーランスのデータアナリストをしており、年収は2,000万円前後です。)
30代男子🧑💼 社会人5年目の年にWebマーケからデータアナリストにジョブチェンジしました。現在はフリーランスとして活動しています。
この記事ではデータアナリストに転職する方法を解説します。全て私の経験談です!
現在Webマーケターをしていて年収を上げたいと思っている方の参考になれば幸いです。
結論から言うと、SQLと統計学とPython(またはR)の勉強をしつつ、求人に応募するのが最も近道です。
では、詳しく解説します。
Webマーケ→データアナリスト転職の2ステップ
実際に私がWebマーケ(広告運用)からデータアナリストに転職したときの経験をもとに、2つのステップに分けて説明します。
日々数字と向き合うWebマーケの仕事は、データアナリストの業務内容とも共通点が多く、比較的スムーズにジョブチェンジできると思います。
ステップ① SQL・統計学・Pythonの学習
転職へのステップ①は、まずはデータアナリストに必要な基本スキルを身につけることです。
SQL、統計学、Python(またはR)の全てを完璧に身につける必要はないですが、データアナリストの求人に応募する前にある程度学習しておくことが望ましいと思います。
SQL
BI系のデータアナリストであればSQLを書かない日はない(現に私がそうだった)ため、習得しておくとアドバンテージになります。
Webマーケの業務で、ExcelやスプレッドシートでSUMIFやVLOOKUPなどをゴリゴリ使っている人であれば、SQLの習得は難しくないです。
また、最近ではWebマーケの業務でSQLを使う場面も増えてきているため、データアナリストに転職しない場合でもスキルアップになるはず!
まったくの初級者であれば、まずはUdemyで初級者向けの講座をいくつか受講してみると良いと思います。
2,000円ぐらいから販売している講座もありますし、1万円以上する講座でもキャンペーン中は1,000円台まで割引されていたりするので、安いタイミングで買っておくのがおすすめです。
SQLの基本的な構文(WHERE, GROUP BYなど)が書けるようになったら、以下の本で実践的な書き方を習得すると良いです。
移動平均やヒストグラムなど、日々の業務でよく使うコードの書き方を学べます。
統計学
どの程度の統計学の知識が求められるのかは会社によってバラバラですが、基本的な部分だけでも学習しておくと良いです。
初学者であれば、書店にある一番簡単そうな確率・統計の本を2,3冊買ってきて、手を動かしながらじっくり読むことをおすすめします。特におすすめなのはマセマシリーズ。
難しい本を1冊読むよりも、簡単な本を2,3冊読んだほうが基礎がしっかり身につくため習得が速いです。
次のステップとしては、東大出版の統計学入門(通称:赤本)を読みましょう。もし理系の大学を卒業しているのであれば赤本から始めても大丈夫だと思います。
未経験でデータ系職種に転職する場合、赤本以上の知識を求められることは稀かと思います。
赤本のあとは自身の興味や専門性に任せて好きな分野を開拓すると良いでしょう。
Python(またはR)
会社によってはデータアナリストでもPythonを使わない場合もあるので、余裕があれば学習しましょう。
ただ、PythonはWebマーケの業務でも使えるので習得しておいて損はないです。
単純作業を効率化したい場合など、Pythonが使えるシーンは多々あると思います。
まったくの初級者であれば、Udemyで入門講座を受講してみましょう。データサイエンスや機械学習の講座よりは、Pythonを用いた業務効率化をテーマとした講座のほうがPythonの使い方だけを学べるので初学者にとってハードルが低いと思います。
ステップ② 面接を受けて足りないスキルを把握しよう
スキルを身に付けたからと言ってデータアナリストになれる訳では無いので、SQLや統計学の学習をしつつバンバン面接を受けていくことをおすすめします。
私の場合、GeeklyというIT業界に特化した転職エージェントに登録して、データアナリストの求人を紹介してもいらました。
合計で20社ほどの求人に応募し、そのうち10社と面接(10社は書類落ち!)、最終的には2社から内定をもらう結果となりました。
※中途採用で10社も書類で落ちるのは珍しいと思いますが、未経験からデータアナリストの求人に応募していたので仕方ないのかなと思います。
転職活動で気をつけていたのが、面接のフィードバックを必ずもらうことです。
実務未経験でデータアナリストの求人に応募していたので、どんなスキルや実績が足りていないのかを面接で聞いて、今現在の自分との差分を把握をするようにしていました。
そのフィードバックをもとに、SQLの勉強をしたり、Webマーケの実務でPythonを使ってみたりと、足りない部分を補強していきました。
その甲斐あって、2社から内定を頂くことができましたし、そのうち1社からは年収600万円という好条件を提示されました!Webマーケ時代は年収400万円で「もっと稼ぎたい…!」と思っていたので、本当に嬉しかったです。
データアナリストに向いてる人とは?
最後に、データアナリストに適性があるかどうかの基準を簡単に説明します。私自身の特徴やデータアナリストの同僚・上司と話した上での傾向です。
結論、「数字に強くて抽象的な思考能力がある人」が向いていると思います。Webマーケで言うと、広告の効果検証などでゴリゴリExcelをいじりながらファクトを整理してインサイトを導くのが好きな人はデータアナリストに向いていると思いますね。
他にもデータアナリストに向いてる人の特徴を挙げると、
- 論理的な思考、抽象的な思考が得意である
- ものごとを俯瞰して見るのが好き
- 好奇心旺盛である
- 数学が好き
などでしょうか。特に、抽象的な思考能力があることはデータアナリストに必須の資質かなと思います。
転職後どうなったか?
ここでは、実際にWebマーケからデータアナリストに転職して感じたこと、年収の推移などを書きます。
Webマーケ時代に感じていたこと
データアナリストに転職する前は、3年間ほどWebマーケターとして事業会社で働いていました。
当時の年収は400万円。常に感じていたのが「年収が上がりづらい」ということでした。
会社の昇給幅も大きく無かったですし、Webマーケで転職しても年収が大きく増えない印象でした。
転職活動をする際にWebマーケの求人もいくつか見ましたが、MAXの年収が400万円~600万円の求人が多く、データアナリストと比べると100万円~200万円ほど年収が低かったです。
Webマーケって、それほど専門性が高いわけでもなくルーティンワークも多いので、なかなか年収を上げづらいのかなと…
なので、より専門性が高い(年収も高い)データアナリストにジョブチェンジしたい!と思っていました。
データアナリストになってからの年収推移
400万円(転職前)→600万円(1年目)→750万円(2年目)→1,100万円(3年目)
これがデータアナリストに転職したあとの年収の推移です。ちょっと上がりすぎですねw
転職した初年度の年収は600万円で、Webマーケの頃よりも月の手取りが10万円ほど増えました。外食(飲み)の頻度がめちゃくちゃ増えたことを覚えています。急に10万円も増えると生活変わりますw
その後も順調に年収が上がっていき、3年後には年収1,000万円超え。
会社の業績がよかったこととマネージャに昇進したことが主な理由です。フリーランスになってからは年収2,000万円まで上がりました。
フリーランスになってからの年収の話は以下の記事で詳しく書いています:
データアナリストがフリーランスになったら年収爆上がりした話
正直、ここまで年収が上がるパターンは稀だと思いますが、Webマーケよりは年収を上げやすいことは事実かなと。
もし現在Webマーケターとして働いていて年収を上げたいと思っている方は、データアナリストへのジョブチェンジを検討してはいかがでしょうか。
以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。参考になれば幸いです!
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